不動産法の基礎知識

不動産法の基礎知識

不動産は,大きな資産であるとともに,生活や事業の本拠ともなる重要な財産です。そのため,不動産に関するトラブルは少なくなく,しかも,非常に重大な紛争に発展するケースもあります。

また,不動産問題と一口に言っても,多くの紛争類型があります。特に中心となる紛争類型は,不動産の売買取引にかかわる問題と不動産の賃貸借にかかわる問題でしょう。

これらの不動産問題を適切に解決するためには,やはり法律の知識が必要となってきます。

不動産に関連する各種の法令は「不動産法」と呼ばれる1つの体系として把握されていますが,不動産トラブル解決のためには,この不動産法の基本的知識は知っておく必要があるでしょう。

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不動産の意味

不動産トラブルを解決する前提として,そもそも「不動産」とは何かということを理解しておく必要があります。

不動産とは,法的にいえば,土地およびその定着物のことをいいます。土地の定着物の典型は,建物です。不動産トラブルといった場合,基本的には,この「土地」と「建物」のトラブルをさす場合が多いでしょう。

諸外国では,建物は土地の構成部分であるとして,土地と建物を1個の不動産として扱うところが多いですが,わが国では,土地と建物はそれぞれ別個の不動産とされており,土地上に建物が建っている場合でも,それらは2個の不動産として扱われることになります。

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不動産物権

不動産問題を取り扱うためには「物権」とはどのような権利のことをいうのかについて知っておく必要があります。

物権とは,物に対する直接の排他的な支配権のことをいいます。1つの物の上には同じ内容の物権は1つしか存在できません(一物一権主義)。そのため,取引安全の見地から,物権は法律で定めたもの以外に認められないのが原則です(物権法定主義)。

基本的な物権は民法において定められています。物権は,本権と占有権がありますが,本権には,所有権と制限物権があります。さらに,制限物権は,地上権などの用益物権と抵当権などの担保物権に分けることができます。民法以外の法律においても物権が定められている場合もあります。

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